ネイリストの仕事は、爪のケア、形を整える、カラーを塗る、人工爪をつける、爪にアートするなどがあります。ファイル(爪やすり)を使って爪の形を整え、また、割れている爪を補強したりもします。爪だけでなく、手をパックして全体を美しく仕上げたり、ハンドマッサージをすることもあります。
カラーを塗り、爪にアートするのもエアブラシを使ったりラインストーンをつけたり様々です。
最近のジェルネイルはにおいがなく、透明感・ツヤがあるので人気です。
手先の器用さやアート・美的センスを求められる仕事といえるでしょう。
ネイルの種類は、大きく分けて「ジェルネイル」「ポリッシュ」「スカルプチャー」の3種類
「ジェルネイル」は、合成樹脂でできたジェルを爪に塗り、UVライトまたはLEDライトを当てて固めるプロセスを繰り返すことで仕上げるネイルです。ジェル特有の透明感や色合い、持ちの良さが人気で、ネイルサロンで提供されているメニューの半分以上がジェルネイルだと言われています。
「ポリッシュ(マニキュア)」は、爪にカラー材を塗って仕上げるネイルです。ジェルネイルに比べて施術時間が短く、安価であるという利点がある一方、強度が弱いという短所もあります。
「スカルプチャー」は、付け爪の1種です。自爪の上にアクリル樹脂やジェルなどを直接塗り爪の延長や補強をするネイル技術です。
ネイリストになるには、特に取得していなかればいけない資格はありませんが、日本ネイリスト協会が実施している検定試験があります。(ネイリスト技能検定試験、JNAジェルネイル検定試験)この検定試験がレベルをはかる目安となっています。
ネイルスクールや美容専門学校などでネイルの勉強し、資格を取得するのがよいでしょう。就職先は主にネイルサロン、エステサロン、美容室などがあります。
もちろんTSBSでもネイルの技術が学べます。
※日本ネイリスト協会本部認定校
「就職先の幅が広がる」
ネイリストの求人募集を見ていると、ネイリスト検定3級以上や 2級以上といった応募要件を設けている会社があります。しっかり知識と技術を習得して検定資格を持って就職活動することで多くのサロンから就職先を選ぶことが可能です。
「資格手当がもらえる」
サロンによっては、お給料の他に資格手当を支給してくれます。支給されないとしても、資格保持者という肩書があることでお客様から指名を受けやすくなります。
「信頼できる同級生ネイリストができる」
一緒に同級生と学生生活を送ることで、資格取得や学校行事を通じて信頼関係が築けます。卒業後は、お互いライバルでもありますが困ったときに助け合えることもあります。
「プロから最新のスキルを学べる」
現場で活躍するプロの講師やネイリスト協会の認定講師の方々から最新の技術を学ぶことができます。
サロン経験が無くてもネイリストになることは可能です。国家資格が存在せず、資格が無くても働くことができるため、美容業界の中では比較的未経験から挑戦しやすい職種です。
出産を機に美容業界から離れたママさんや趣味で友達にネイルをしてあげている主婦の方でも十分にネイリストを目指すことができます。
また、メンズネイルの需要が高くなっており、男性のネイリストも増えてきています。女性の仕事というイメージが強いネイリストですが、男女関係なく活躍できる職種と言えるでしょう。知識と技術を習得して憧れのネイリスト人生をスタートさせましょう。
「ネイルが大好きな人」
好きという気持ちが人一倍ないと仕事を続けることは難しいでしょう。仕事として極めたいという気持ちを持ち続ければ困難な壁にぶつかっても乗り越えられるはずです。
「最新技術の習得に熱心な人」
お客様のニーズに応えるためにも最新技術を学ぼうとする熱意のある人がネイリストに向いています。現在はジェルネイルが人気なので、ジェルネイルに関する最新の知識と技術を身に付けておくと良いでしょう。
「手先が器用な人」
細かな道具や小さなストーンなどを扱うのがネイリストの仕事です。細かい作業を集中力をもってできる人のほうが、多彩なネイルアートを施せます。
「コミュニケーションが得意な人」
ネイリストは、お客様がどんなネイルにしたいのか、スムーズにヒアリングできるコミュニケーション力が大切です。何気ない会話の中にお客様の本音が隠れていることがあります。それをくみ取ることで常連客に育てることもネイリストの重要な役目です。
ネイリストの平均年収は、300万円程ですが、基本給とは別に歩合給やボーナスがあるサロンもあるので勤務するサロンによって大きく異なってきます。
年代別のおおよその年収は、20代で200万円~250万円、30代は300万円~400万円、40代になると350万円~500万円です。
サロンの店長になった場合は、役職手当や指名手当が支払われるサロンが多いため、月給は25万円から30万円程で年収は、350万円~400万円程になります。
ネイルスクールの講師の仕事になると、普通のネイリストよりもお給料がアップすることが期待できます。
独立して人気のサロンオーナーになると年収は大幅に上がってきます。中には年収で1,000万円を稼ぐネイリストもいらっしゃいます。
日本ネイリスト協会(JNA)が発行した『ネイル白書2020』による「ネイルサービス市場規模」は2019年が1736億5000万円、2020年が1753億円を見込んでいます。
これに、ドラッグストアーで販売されている「消費者向けネイル製品市場」と「ネイル教育市場」を合わせたネイル産業全体の市場規模は、2020年が2344億と予測しています。
「手に職を持つ」ネイリストは、独立開業やフリーランスの働き方を選んだり、知識や技術を広める指導者になることも可能です。
今後は、福祉施設などで生活するシニア層にネイルサービスを提供したりメンズ美容の関心の高まりに応じて新たな顧客層を開拓したりすることでさらなる活躍が期待できそうです。
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